「ランドセル、結構、重すぎませんか?」
入学前はあんなに楽しみに選んだランドセルなのに、いざ通学が始まると、教科書・体操着・タブレット・給食着を詰め込んだその重さに、親のほうが不安になる——。この記事は、そんなご家庭に向けて書いています。
私は障害のある二人の子を育てる父で、理学療法士です。娘は生まれつき脊柱や手足に拘縮・変形があり、脊柱には側弯があります。この記事では、わが家が実際にお気に入りのランドセルをやめて「ランリュック」に替え、小学校3年生でまたランドセルに戻した実体験と、体の専門職として考えたことをお伝えしていきます。
親も娘もウキウキしたランドセル選び
皆さまはランドセル選びはいつごろから始めましたか?
およそ7割のご家庭が小学校上がる前の年の5月~7月ごろには、決定し購入するそうです。
我が家が「そういえばランドセル買ってない」と思い始めたのは12月頃でした。世間様とはかなりギャップがあります。
たまたま東山動物園帰りに星ヶ丘三越のmezzo piano(メゾピアノ)に寄った際にとってもかわいいのランドセル発見!
しかも2年前の型落ち展示品との事で通常価格が9万円近くするものが、なんと11000円!
色褪せも全く気にならない程度だったため即購入しました。
因みにその時、娘に「ランドセル安く買えたんだから、メゾピアノの服買ってほしい。」と言われ、結構いい値段の服を買わされました。しっかりしてらっしゃる。
現実問題: 名古屋市の小1は「タブレット持ち帰り」で荷物が重い
そしてウキウキしながら迎えた入学式。初登校。一学期。はじめのうちは荷物も少なく、問題なく通えていました。
しかし、
名古屋市の小学校では、1年生からタブレット端末が支給されるのですが、これがかなり重たい。
貴重品なので基本的に毎日持ち帰りと決まっており、教科書+ノート+筆箱+体操服+タブレット+給食着など、いつの間にかかなりの重量に。
「置き勉」の運用は学校または担任の先生によって差があり、うちの場合は認められておりませんでした。従って手提げ袋に分けたり、「ランドセル本体の重さ」で調整するより仕方がない状態でした。
娘にとってランドセルの重さを見過ごせなかった理由
兄の息子は体が大きく全く気にも留めておりませんでしたが、娘の場合は先天的な側弯や四肢の関節拘縮があり、成長期の背骨に、毎日かかる負担はできるだけ減らした方が良いと考えるようになりました。
※側弯症などの診断があるお子さんの通学かばん選びは、体の状態によって考え方が変わります。主治医の先生や担当の理学療法士に必ず相談してください。
わが家の選択: ランドセルをやめて「ランリュック」へ
お気に入りのランドセルは少しの間お休みして、ランドセル型の軽量リュック=いわゆる「ランリュック」に切り替えました。
■使ってみて感じたメリット
- とにかく軽い。一般的なランドセルが1,100〜1,500g程度なのに対し、ランリュックは1,000gを切るものが多く、かなりラクになった印象でした。
- 価格が手頃。ランドセルの数分の一の価格帯の製品が多く、「合わなかったらどうしよう」の心理的ハードルが低い。ひとまず試してみるのもありだと思います。
- 布製で体に沿いやすく、体格の小さい子・体に変形のある子でもフィットさせやすい。特に腰ベルトがあるタイプはかなり負担が軽減できるのでおすすめです。
- ポケットが多く、水筒などを分散して収納できる
■正直に書くデメリット
- まわりはほぼ全員ランドセル。「みんなと違う」ことを気にしてしまうと、なかなか使ってくれないかもしれません。
- 型崩れしやすく、教科書の角が折れることも。耐久性はランドセルに劣ります
- 学校によっては指定・慣習がある場合もあり
そして3年生、ランドセルに戻しました
そしてわが家は小学校3年生になってから、通常のランドセルに戻しました。
戻した理由はまさに先ほどデメリットで挙げた「みんなと違うを意識し始めた」から。親の私としてはランリュックでいいと思っていましたが、通常のタイプのランドセルはもともと娘が気に入って買ったものだったので、本人の強い希望と体も大きくなってきたこと、側弯の悪化がないことから通常のランドセルに戻しました。
ランリュックは手頃な価格のものが多いので、「低学年の間だけランリュック、体がしっかりしてきたらランドセル」という買い足し・使い分けは、私としては良い選択だったな思っております。
わが家的・選択肢の整理
| こんなご家庭に | |
|---|---|
| ランリュックに切り替え・買い足し | 体が小さい・体に変形や拘縮がある・荷物の重さが明らかに負担になっている。通学距離が長い。 |
| 軽量設計のランドセルを選ぶ | ランドセルの見た目は維持したいが、少しでも軽く・体に優しくしたい |
| 通常のランドセル | 体格・体力に不安がなく、本人がランドセルを強く希望している |
※変形や拘縮の有無については自己判断せずに主治医の診断に従ってください。
■ランリュック型なら: 豊岡鞄スクールリュックUMI
鞄の産地・兵庫県豊岡の職人が作るナイロン製スクールリュック。「安っぽく見えないランリュック」を探しているご家庭に。軽さと作りの良さを両立した選択肢です。
■軽量ランドセル派なら: エルゴランセル
登山リュックの技術で「背負ったときの体感の軽さ」を追求したランドセル。ランドセルの見た目のまま、肩や背中への負担を減らしたいご家庭に。腰ベルトがしっかりしており高いフィット感が得られそうです。
まとめ|「かばんを変える」のは体を守る工夫として良い選択肢
ランドセルは日本の小学生の象徴のような存在です。だからこそ「うちだけ違うかばんでいいのか」と迷う親御さんは多いです。
でも、やはり毎日使うものなので、通学時間や体形などを考慮して切り替えを検討してみることも大切だと思います。
- ランドセルの重さに悩んだら、ランリュックへの切り替え・買い足しは現実的な選択肢
- 「低学年はランリュック→高学年でランドセル」の使い分けもあり (結果的にわが家はこれでした)
- 側弯などの診断がある場合は、主治医・理学療法士への相談を最優先に
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※製品の重さ・価格は製品により異なります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。※お子さんの体に関する判断は、必ず主治医・専門職にご相談ください。

